野菜づくりと地球とわたしたち
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常滑市で無農薬栽培に挑戦中!安心して食べられる、とびきりおいしい食を届けていきたいです。
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16~18日の男の農業マニフェスト
お久しぶりです 16日~18日の男です

先日の講話で話した内容のまとめを掲載しておきます
 

2010年 私の農業マニフェスト
             by 16日~18日の男

昨年9月からプロジェクトに参加させていただいて以来10ヶ月半が経ちました。この10ヶ月間を振り返ってみますと地域の方々および行政の担当者の皆さん、農地の地主さんなど私たちのプロジェクトを応援してくださる多くの方々には本当にたくさんのご支援をいただいております。本来なら支援者の皆様ひとりひとりにお礼の挨拶をしなければならないところですが今日のこの場をお借りし、プロジェクトのメンバー全員を代表してお礼申し上げます。ありがとうございます。
ところで皆さん先日行われた参議院選挙をどのように感じられたでしょうか。各党から立派な公約いわゆるマニフェストが発表されましたが最近では選挙のたびに人気取りのためだけのマニフェストが多く、またそれらが実現する前に代表が交代してしまうということが頻発しています。ただわかりやすい目標を掲げるためにマニフェストを発表すること自体は多くの人に何をしたいか知らせる有効な手段であると思いますので、今回は私も2010年私の農業マニフェストというテーマで今年中に取り組むべき2つの事柄について、お話ししたいと思います。
マニフェスト発表の前にみなさんは安心・安全で栄養価が高くおいしい極上の野菜づくりには何が必要だと思われますか。私は昨年9月以来日々の農作業だけでなくプロジェクトのメンバーや近所の方々との会話、それに毎月ここ福蔵寺で行われている各界の第一人者の先生方による講話からヒントを得て、ひとつは極上の農地すなわち土壌ともうひとつは極上の苗だという仮説に達しました。もちろん農業が日照時間や降水量ほか様々な気象状況に左右されることは承知の上ですが旭地区で農業を続けるという前提なのでそれらの問題は今日の講話ではあまり考慮せずに今日は話をさせていただきます。農業経験者の方からすれば、たった10ヶ月あまりで農業の何が分かると思われるかもしれませんが、昨年9月から自分なりに新しい農業を考えたい、また、日本の農業特に中山間地の農業を変えたいという真摯な思いで過ごしてきたつもりなので最後までおつきあいください。
それではまず一つ目のマニフェストを発表します。それは斜面農法です。我々が今住んでいる旭地区をはじめ中山間地域と言われているところは斜面が多いのが特徴ですが山の斜面を利用した野菜作りは書籍やインターネットで調べてみても商業的に成功している例はごくわずかしかありません。一般的に斜面の利用方法は果樹栽培かあるいは杉や檜が植林されている程度です。その針葉樹も外国から安い建材が輸入されているため、国産の建材の低価格化を招き、切り出し運搬するだけで赤字になり植林したものの放置されたままになっていることは皆さんご承知のこと思います。斜面農法が確立されれば斜面の多い中山間地域は今まで以上に価値のある土地になることでしょう。そのためにも今年中にある程度、斜面の有効利用を成功させたいと考えています。 
それでは斜面での野菜栽培についてもう少し具体的に説明します。まず斜面で野菜を栽培するメリットとデメリットについてまとめてあります。資料をご覧ください。まずメリットの一つ目、長年の間腐葉土が堆積しているため土壌が肥えており放線菌も多いことです。ですから最低限の施肥だけでよい。また腐葉土が堆積しているためマルチの役割を果たし雑草が少なく乾燥しにくい環境を提供してくれます。乾燥しにくいということは供給する水の量も少なくてすみ沢水をうまく取り入れれば水遣りの頻度は少なくてすみます。それだけ日本の中山間地域は降水量に恵まれています。2つ目、これは自分が4月から観察して気づいたことですが山の斜面は平地の畑と比較して害虫が少ない、もしくは害虫の発生が遅いことです。ソラマメで実験しましたがわずか数メートルの高低差で平地と斜面ではアブラムシの発生が1ヶ月ほど遅かったです。ただ斜面の上に畑がある場合このように都合よくはいかないと思いますので斜面選びは今後の重要な課題として残ります。3つ目ですが人間と一緒で倒れないよう踏ん張ることで根が強くなることです。根が張ることで養分、水分の吸収が良くなり結果的にはおいしい野菜ができると思います。思いますというのは斜面農法の実験を始めたのが今年の4月なのでまだ収穫できた野菜がありません。ですから断定できませんが個人的には根が強いことはおいしい野菜作りの条件のひとつだと思っています。
続きましてデメリットについてもお話させていただきます。斜面農法を提唱してからいろいろな方々に意見を求めたところ、まず多くの方が指摘されることは急斜面では作業がしづらいということです。確かに通常平地において2本足で生活している我々にはカモシカのように自由に急斜面を移動できませんし、農機具を持っての農作業となれば決して楽なものではなりません。また重い収穫物を持っての移動は登山をされた方ならお気づきのことと思いますが大変危険で困難です。もうひとつのデメリットが雑草の刈りにくさや畑への竹の侵入などです。雑草は落ち葉や黒マルチである程度抑えることができますが竹の侵入を防ぐことは難しいと思われています。ほかにも障害となることはいくつかありますが以上が斜面を農地化する際の大きなデメリットであるという意見をいただきました。以上のことを踏まえて私が提唱するのは斜面育苗です。斜面で作物を育てるという従来の斜面農法ではなく斜面で苗を育てるということに絞り込むことでいくつかのデメリットを克服できるのではないかと考えました。まず苗にする前の種ならば軽いので持ち運びが楽であること、また重力を利用することで運搬を楽に行えることができます。苗ですので肥料もそれほど大量には必要としません。育苗スペースの上に沢水などの水源を確保することで動力がなくてもサイフォンの原理で水を供給することができます。竹の侵入に関していえば目黒式という竹の根をコントロールする技術を応用します。うまくコントロールできれば生えてきた竹を育苗ハウスやトンネルの支柱として利用することも不可能ではありません。むしろ強度のことを考えると生えている竹を支柱に利用することで頑強なものを作ることができます。竹の根が成長する時期は収穫時期の終了した秋からということなので
旭地区の農閑期にあたり労力を要すると言われる目黒式竹コントロール法も農作業に影響なく行うことができるのではないでしょうか。
2つ目のマニフェストはテラプレタづくりです。プロジェクトメンバーの間では何度か耳にした言葉なので説明する必要はないと思いますがご来場の方の中にはテラプレタという言葉を聞いたことがないという方もお見えになると思いますのでテラプレタというものを簡単にご説明いたします。テラプレタというのは南米のアマゾンにある非常に肥えた土のことで、1000年以上前に作られたにも関わらず、未だに肥料を与えなくても作物が良く育つ土のことです。「インディオの黒い土」と呼ばれるように自然環境が作り出したものではなくアマゾンの先住民が人為的に作り出したと言われています。では同じように作ればいいとおっしゃる方がいるかもしれませんが、何十名かの研究者が調査していますが、いつ誰がどのように作ったか未だ解明されていません。ただわかっていることはこの土の中には炭素成分が非常に多く含まれていることです。実は土に炭が多く含まれていると作物の生育がよいということを、自分の目で確かめるまで半信半疑でした。しかし今はそう確信しています。写真をご覧ください。これは我々が東萩平で栽培しているジャガイモの画像です。周りに比べて異様に大きく育っている場所があるのがお分かりでしょうか。今年の4月上旬の同じ日に同じ人が同じ種芋を同じ条件で植えましたがこのように成長に大きな差が生じています。自分の解釈では炭の保水力のためこの周りだけいつも湿っていることと炭で土壌の色が黒いので日光を周りより多く吸収しているのだろうと想像できます。今日はサンプルとして収穫したジャガイモを持ってきたので比べてみてください。こちらが普通の土壌のものでこちらが炭が大量に入った土壌のものです。今後はジャガイモだけでなくいろいろな作物で様々な実験をして多くのデータを取っていきたいと思います。
それでは野菜を大きくするためには土に炭を混ぜればいいのではないかとお考えになる方がいるかもしれません。しかし炭自体には窒素などの養分は含まれていません。土と炭を混ぜるだけではただの黒い土になってしまいテラプレタとは呼べません。アマゾンの原住民が何か特別なものを配合したはずです。馬や船くらいしか輸送手段のない時代に数千キロも離れた場所から輸送するとは考えられないので単純に考えればおそらくアマゾン川流域で自然に採れるものだと考えられます。ただ私のマニフェストはそれが何かを見つけることではありません。この旭地区で手に入るもので同じような効果が出るものを見つけることです。現時点では容易に入手できるものは米ヌカであり落ち葉であり竹です。ただし竹はそのまま使うのではなくパウダー状にすることでより効果的な肥料となります。また昔から日本だけでなく世界中で行われている焼土も効果が実証されているから行われているものです。窒素の供給源では鶏糞をはじめとした家畜糞も同様に実証されていますしアマゾンの原住民も家畜を飼っていたはずなのでそういうものは積極的に利用していきたいと考えています。また最近では有機物を分解する微生物力が注目されているのでそれも取り入れていきたいです。このように旭地区で手に入るものをいろいろ組み合わせ配合してここ福蔵寺から
寺プレタ®」というブランド化した土壌を全国に発信したいと思います。
今までの話をまとめて私が理想とする農地の10年後の完成予想図を作ってみましたのでお須原山の山頂から眺めている気分でご覧ください。地形が笹戸カントリークラブに似ていますが、笹戸カントリーファーム(SCF)です。ここに農地全体を一望できる私の住居があります。貯水池は暑い日はプールとしても機能します。その家の周りをウコッケイ、ヤギ、ウマなど家畜がえさとなる雑草を食べるため走り回ります。当然糞は雨に流され斜面の作物に窒素を供給します。悪臭対策として糞には10倍の光合成細菌をかけるのでそれほど気になりませんし光合成細菌は作物の生育にも良い効果を発揮します。彼ら家畜はイノシシなどの防獣対策としても機能してくれるでしょう。ガレージで害虫や病気に対抗できるだけの大きさに育てた苗は斜面育苗ハウスへ移動させます。立派に育った苗はプロジェクトのメンバーが担当する各畑へ旅立って行きます。これは10年後の今日33歳の誕生日を迎える志波農園(通称5番ホール)行きです。志波農園から出荷された極上野菜は自動運転のカートで行列のできるレストラン Chez MANOに出荷されます。もう一箇所人だかりのできている場所があります。その中心には原さんがいます。みんなで作った極上の野菜を使って原さんが何をしているかこの後に食育をテーマに講話を担当する原さんにバトンタッチします。原さんよろしくお願いします。



さて前置きは終わりましてここから本題に入ります。

この斜面育苗+テラプレタづくりと平行して計画中のものが例の石窯づくりです。
火を囲む会のメンバーで何度か話し合いをしてたどり着いたのが
連続燃焼方式の石窯です。
実はまだそれだけしか決まっていませんが8月中には着工したいと思っています。
8月8日の収穫祭の日に石窯・年間計画を発表します。


斜面、寺プレタ®、笹戸カントリーファーム(SCF)、連続燃焼方式の石窯からなる夢の国
それが、YUSSIELANDです。
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by m-easy | 2010-07-16 18:16