デフレ脱却こそが予防医療を促進させる道である
2012年 03月 31日
たけうちです。
しばらくデフレ脱却シリーズを継続します。 医療費が年々増え、予防医療の重要性が語られるようになってだいぶ経ちます。 有機農産物も予防医療の一つとして考えられています。 例えばキャベツや白菜にはがん細胞の増殖を抑制する効果が認められています。 しかしながら、一向に予防医療が普及していきません。 私はその最大の理由が日本が陥っているデフレにあると見ています。 デフレというのは簡単に言うと物価価値が下がっていくことを意味します。 お金の価値が上がっていくと言い換えることもできます。 デフレだと企業は投資を控えます。 そして貯蓄を増やしていきます。 なぜならば、設備投資をして商品を作っても、年々商品価格が下がってしまうから投資意欲がわかないのです。 さらに物価が下がり続けるので、今年投資するよりも来年投資したほうが安く買えると考えてしまうから買い控えが起きるのです。 そして総体的に現金の価値が上がり続けます。金利はゼロですが、実質金利があるのと同じです。だから貯蓄しているのが一番得なのです。 企業も人も一緒です。 デフレなので先行投資の意欲が湧きません。 健康に気を付けよう、予防医療をしよう、となりにくいのです。 30代になったら気を付けよう、40代になったら気を付けよう・・・と先送りされます。 デフレ下で将来の不安を煽られ、税収が減っていき年金も心配、将来に備えて貯蓄しなければという意識が働き、若者もお年寄りも現金を蓄え続けているのが現実です。 本当はその蓄えの一部でも今の健康のために使えば将来の医療費を抑えられるかもしれないのに、安い素性の知れない食品を食べてしまっています。 仕方のないことです。 デフレだからです。 デフレは国の病気です。 そしてその病気は国民の健康にも影響を及ぼす怖いものです。 直ちにデフレの脱却が必要です。 この間の続きの国会動画です。 デフレ脱却の道筋。
by m-easy
| 2012-03-31 23:28
| たけうちのささやき
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