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野菜づくりと地球とわたしたち
健康で幸せな暮らしのためにM-easyは新世代の農業スタイルをご提案します。
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常滑市で無農薬栽培に挑戦中!安心して食べられる、とびきりおいしい食を届けていきたいです。

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農業に役立つ農学はどんなか
たけうちです。

今日は芸農人のDAN設計の鈴木さんと議論する機会があり、頭の中がクリアになったので、自分のヨタ話をブログに書こうかと思い至りました。



今の農学者が、一般の農家よりも多収で高品質で安全なものを安定的に量産できるか、ということを考えると、今のところ篤農家の方が勝っているところに問題点を感じる。

まるで農学が役に立っていないように見られてしまう。
だけど農学の各々の研究を見ると、すごいものもある。

有機農業をやっていると、自然農法の流れから江戸時代の農法に戻れという風潮が出てくるが、歴代の科学者、研究者を侮辱しているように聞こえるのでこの考えは好きにはなれない。



農学者が篤農家に勝てない理由は「科学」の考え方にあると思う。

細分化、再現性の追及、統計処理をやりすぎている。

研究が細分化しているので、ミミズに詳しくても害虫は防げない。視野が狭まったスペシャリストが多く、よその分野の人とは議論が成り立たない。でも農業は総合学なんだよね。

再現性を追及しないと科学しにくいので、再現しやすいものを研究したくなる。有機(土耕)農業は複雑で再現しにくいので、避けられる。

統計処理をすると、すっごくできのいい1株、できの悪い1株は共にエラーとなって切り捨てられる。しかし農家の目から見れば、できのいい1株はよい農業をするためのヒントとなるし、できの悪い1株は失敗を減らすヒントになる。



自分が名大の地球惑星科学科で学んだ「科学」はちょっと違う。
(鈴木さんが、先人のDNAが受け継がれている、と言った言い回しが素敵だったので、DNAを発現しようかと思い至った。先人に恐れ多いけれど。)

地球科学だってもちろん細分化はしている。だけどその後にもういっぺん合流している。
地球史解読のようなプロジェクトをやるには、物理学者も化学者も生物学者も地質学者も協力しないとできないから。よその分野の人と議論をしなければならない。議論をするためにはよその分野のことも多少は知っていないといけない。
そこで「一人学際」という言葉が生まれたらしい。好きな言葉。
寂しげな単語に見えるが、本当は仲間を増やす単語。他の人と議論をするためには一人で学際ができるようにいろいろ知らなくちゃだめよ、という意味。

地球史解読は歴史学なので再現性が追求できない。
そこで生まれたのが「仮説ころがし」という言葉らしい。
それっぽい仮説を作って、ああではないか、こうではないかと仮説を転がして、つじつまあわせをして、より真実に近いであろう仮説を作り上げていく作業。
再現性を追及できなくても、真実にだんだんと近づいていける。

仮説を転がす過程で、観察を徹底している。見逃してしまいそうなちょっとした異常を見つけ出し、そこからいろいろ考える。



地球科学の「科学」を農学に取り入れたら、農学者が篤農家に勝るときが来るのではないかと思う。

多収で高品質で安全なものを安定的に量産できる農法開発のプロジェクトをよってたかってやってみよう。
ミミズ屋、ハチ屋、トマト屋、青枯れ病屋、土壌粒子屋、乳酸菌屋、化学分析屋、電磁気屋・・・いろんな人が集まって議論する。みんな「一人学際」になる。

最良であろう農法を設計し、観察を繰り返してよりよいものに改善していく。

1株でも生育の大変優れた異常が出てきたら、なぜそうなったのか徹底して議論する。生育の悪い異常も徹底して議論する。そしてよりよい農法へと還元する。

よそのよくできた農作物でも、どんな農法であれよってたかって議論をして還元する。

こうしてよりよい農法を少しずつ構築していく。
ある程度の環境範囲の中で常に一定な再現性(成果)を求めていく必要があるのはもちろんのこと。でないと他の農家へ伝えられないから。

こうでもしないと有機農業の研究、技術は進まないと思う。



そんなわけで、今の農場では、多収で高品質で安全なものを安定的に量産できる農法を目指して、いろんな農法をえいやっと設計して、コツコツとやっているわけです。有機肥料なのは目標実現に必要だからです。

1人で「一人学際」やっています。
おかげで養蜂家の人とでも、炭やきさんとでも議論ができるようになったわけです。


余談だが、受験勉強が社会に出たときに役に立つのかという疑問が高校生にはあると思うけれど、「一人学際」やるには受験勉強をしっかりしておいて損はないと思います。
江戸時代の技術書を読むこともありえるし、中国の漢文っぽい書物を読むこともあるし、わりといろいろとぶつかります。因数分解みたいなきれいな問題に出くわしたことはまだないけれど。


以上。長い。
# by m-easy | 2008-11-27 01:25 | たけうちのささやき
サルを見た!
たけうちです。

ひさしぶりの書き込みです。書いていないといろんな人から心配されだしたので。


で、本題ですが、畑でサルを目撃しました。信じられないことで、吃驚です。

タマネギを植えていたら、裏の竹林からバキバキという音が聞こえ、人がいるのかと思って見ると、サルっぽい動物が走り遠ざかっていきました。

知多半島はサルが生息する森林とは隔離されていてサルはいないとされています。
だから驚きです。

走り方がサルっぽかったのでサルだと思います。ただ、ニホンザルかどうかわかりません。

サルっぽい走り方というのは、前両足、後ろ両足をそれぞれ同時に動かす動き方で、交互にトコトコとは歩いていなかったです。

サル以外に考えられる動物は、着ぐるみを着た子どもくらいかなと思います。


サルがいると、農作物への被害が心配です。
だからなぜサルがいるのか考えてみました。

人為的に放たれた、紀伊半島を海を渡ってきた、名古屋の街中を突っ切ってきた。

目撃した一匹だけならば、妊娠したメスでない限り繁殖することはないので、そうであればよいのですが。
# by m-easy | 2008-11-23 18:06 | たけうちのささやき
デスザイズ続報 カマキリ農法
たけうちです。

近所の鍛冶屋さんは鎌をやっていない様子。

近所の農機具店でも取り寄せることができず。
以前問い合わせてから、左手用の手鎌を納入してくれた模様。
左手用の鎌とのこぎり鎌を購入。

左手用の鎌を鍛冶屋さんに持っていって角度を調整して柄を長いのに交換してもらえれば、簡易のデスサイズレフトになるんじゃないかという思惑。ひそかに名前を考え中。

加治屋さんは現在旅行中。ごゆっくり。


右のこぎり鎌を右手に、左のこぎり鎌を左手に持つとまるでカマキリ。
笑える格好だが、このカマキリ農法、やってみると実はすごかった。

切ってはいけない作物の右側を左手で、左側を右手でやると作物を傷めずに草を刈れる。作物の周りをぐるぐる回らなくてよい。
畝の草刈で右肩を左手で、左肩を右手でやるといちいち移動しなくてもはやくきれいに草が刈れる。
極めつけは両手で同時草刈。当社比1.7倍速。

このカマキリ農法は両手を同じように器用に使える人じゃないと難しいかもしれない。
左利きを右に矯正した人におすすめ。
小学校のときから、右手にペンを、左手に消しゴムを、というやり方で鍛えていたんだなとふと思い出しました。早いんだもん。
# by m-easy | 2008-09-22 20:11 | たけうちのささやき
デスサイズがほしい
たけうちです。

デスサイズとは死神がもつあれです。
もちろん刈り取るのは魂ではなく雑草です。

立ったまま草を刈れる左手用でやや大ぶりなものがほしい。

草刈鎌の刃は片刃なので、左手用は刃の向きがさかさまです。

今日近所の農機具の店で見た大鎌は、小柄な女性向きなのか、自分の希望サイズの8割くらいの大きさでした。
注文すれば左手用でも買えるらしいのですが、大きさや角度などいろいろ不満があったのでやめました。

大型の三角ホーは左右関係なく立ったまま草を刈れますが、横スライドで切るということができないので、草の種類によってはやりにくいんです。

今度鍛冶屋さんに行ってみようかな。
# by m-easy | 2008-09-18 17:47 | たけうちのささやき
カブトムシ現る
たけうちです。

畑で草取りしていたらカブトムシ(雄)が出てきました。

どこから来たんだろうか。
有機物をすきこんだ土の中から出てきたのかな。


家に帰る途中に虫取り少年三人組にあげました。




ところで昨日のかまたりは刃物供養してきました。
# by m-easy | 2008-07-31 19:33